大学と地域が一体となり次代を担う人材を育成 地域プロジェクト演習

大学と地域が一体となり次代を担う人材を育成
地域プロジェクト演習

2018-11-07地域デザインセンター

「地域プロジェクト演習」は,大学と地域が一体となりこれからの時代を担う人材を育成する新たな試みです。
学部生全員が「地域対応力」を養成する学部共通科目で1年次から3年次にかけて「地域と向き合う力」「実態を調査し分析する力」「課題を解決へ導く力」を身に付けます。その総仕上げとなるのが3年次の「地域プロジェクト演習」です。3学科混成グループで担当地域に出かけ,調査・分析を実施。住民や関係者たちとの合意形成を学ぶとともに,学生が相互に協力して,課題の解決策を導き出しながら”地域の課題に取り組む力”や”協働力”などを培う新たな取り組みです。

陽東地域コミュニティ活性化プロジェクト(宇都宮市)

調査設計を行うFirst Cycleで学生は自治会会議への参加やアンケート調査で住民の要望を調査。ゴミ出しと自転車のマナーについて改善策を検討していくことに。

学生の声

「普段、自治会の存在を意識することはなかったが、自治会の会議に参加し、自分たちの地域を良くするため本音で話し合う人たちがいることを実感できた」

地域の声

「若い人の率直な意見は何よりも新鮮。これからの地域づくりに若い人の力、声を反映させていくことが大切」(陽東地区自治会役員)
「地域の課題を地域だけで解決するのは少子高齢化の中で難しくなってきている。そういう中で大学と地域が結びつく、いい機会だなと思っていた。学生さんがすべて解決してくれるわけではないが、こういう交流が未来につながるいいきっかけになると考えている」(宇都宮市の担当者)

今市エリアにおける「まちの縁側」の推進(日光市)

特に独居高齢者に着目し、社会的孤立者が外に出て地域の人たちとコミュニケーションを図ることができるようまちの縁側を提案することが最終目標。

学生の声

「社会人に対する言葉遣いや、聞かれたくないこともあると思うので、いろいろ気にしながら話すよう心がけた」「アンケート調査は初めての経験で、設問を考えるのが難しかった。何を聞きたいのか、回答をどう分析し、どこへつなげるか、先を見通し、道筋を立てていかないとうまくいかない。2年次に学んだ社会調査法が役立ったかな」

地域の声

「地域を耕すとか、地域をおこすというのは、若い方の特権だと思う。このプロジェクトは地域をおこす起爆剤として、地域が動いていくひとつのきっかけとして大きな取り組みではないかと期待している」(日光市社会福祉協議会今市支所の担当者)

遊休不動産とアーバンデザイン(那須烏山市)

人口減少の中、鳥山駅前に広がる中心市街地の活性化が喫緊の課題である。近隣に存在する空き家や未活用の公共用地などの遊休不動産の活用も含め、市街地振興の方策を提案を目標とする。

学生の声

「普段、意識して地域を見るということはないので、こういう機会があって地域をよく知ることができたし、新たな発見もすごく多い」「ヒアリングやフィールドワークでまちを知る手法を学べる。自分の足で歩いて学べているのでいい経験をしていると思う」「過疎の問題はニュースで知るくらいだった。実際に歩くとなぜ過疎化が起きているのか、また少子高齢化以外の問題も見えたりする。街の活性化の可能性はあると思っている」「私たちが引き続き関わっていくのは難しいので地元の人や後輩につないでいければ」

地域の声

「提案された活性化案は絶対に目に見える形にすると学生に伝えた。私たちの考えも加味して行政に提案する。それを行政が事業化するというサイクルが生まれてほしい。これをきっかけに宇大と那須烏山市のつながりができればという思いもある」(NPO法人クロスアクション)

プロジェクト・パートナー及びテーマ一覧