Welcome to 授業「地域デザイン倫理」

Welcome to 授業「地域デザイン倫理」

2020-11-09地域デザイン科学部

ここでは、“Welcome to 授業” と題しまして、学部共通科目の「地域デザイン倫理」について紹介します。

授業の概要について

現代社会における地域デザインにおいては、高度に進んだ技術、巨大な組織、複雑な利権構造が絡み合っています。この授業では、その現場に携わる者の立場・役割、そして義務と権利などを理解し、よりよく判断することを学び、自らの倫理観を確立することを学びます。また、研究を行う場合の倫理についても併せて学んでいきます。


担当教員から

池田 祐一教授

この授業では、複数の先生方が地域デザインの様々な分野において倫理的問題がある事例を紹介し、学生がグループで課題を考えるという形になっています。
一般にものを作るというと、材料を扱ったり設計したりというイメージが強いですが、実際には社会的背景や人間関係など様々な要因も合わせて地域デザインの仕事は成り立っています。そこで生じる倫理的問題に対応する力を身に付けるのがこの授業の目的です。
社会に関わるものを作るので、人間関係(例えば上司と部下、発注者と受注者、あるいは地域住民の方々の立場)から様々なことを考える必要があります。偽装をしない、データを捏造しないなど、一人の技術者としてあるべき姿を見据えながら、時には正解のない問題に取り組みます。問題解決のためには組織的または社会的環境づくりが大切だということも気付くでしょう。
授業では、実際には起きてほしくない問題を扱いますが、そうなってしまった時に、きちんと考えて行動できる技術者になってほしいと思っています。


学生から

社会基盤デザイン学科3年 福嶋 夏紀さん

技術者として倫理的問題にどう対処すべきかなどを、グループで話し合い1つにまとめていくというのがこの授業の新しさかと思います。各分野の先生方が交代で授業をしてくれるので、様々な問題について考えることができます。
倫理に反して失敗した事例なども先生方が具体的に挙げてくださるので、「こういう間違いもあるのか」と新たに学ぶことができました。

社会基盤デザイン学科3年 吉原 隆さん

授業では、自分たちが建設事業に関わるうえで重要な倫理的問題について学びます。例えばニュースにあるような隠蔽などの問題が起きた場合、実際にどのように行動すれば良いのかなどをグループワークで取り組み、イメージすることによって理解することができます。
学部の全学科の学生が集まるので、それぞれ違う分野からのアプローチの仕方もわかりました。

社会基盤デザイン学科3年 菊池 尊丈さん

最近はSNSでも取り上げられるなど、倫理の問題をより身近に感じます。例えば偽装問題は、インフラの整備不良などにつながります。土木技術者になるうえで、そういった状況に出合った時どうすべきかなど、重要な点を学べました。グループワークを通して他の人の意見を取り入れることで、新たな価値観が身に付きました。

社会基盤デザイン学科3年 植木 星吾さん

私たちは将来、一社会人として責任を持って働かなければなりません。既存の分野の知識だけではなく、社会に出ればコミュニケーションや意見を発表する能力も必要になってきます。
アクティブ・ラーニング形式の授業なので、どの分野を専攻していても、座学だけでは身に付かないスキルを学ぶことができたと思います。